(泉川ハマボウの会 会長・扇 氏)

皆さん、こんにちは。

先ほどご紹介をいただきました、泉川ハマボウの会代表の扇でございます。どうぞよろしくお願いします。

本日はこのようなイベントの中で、私どもの活動をご紹介する機会をいただき、本当にありがとうございます。

私どもの運動と言いますか活動は、毎月月末の日曜日にですね、冬は8時から、夏は7時から、1時間程度、道路のゴミ拾い、缶拾い、そういったものを中心としながら、夏場は特に雑草が非常に生えますので、それの草刈り活動をしております。

以前は、会員が多い時には毎年7月にハマボウ夢まつりを開催しておりましたけども、最近は会員も少なくなったり、また高齢化も進んでおりますので、定期的な活動だけにとどまっているところでございます。

なかなか私どものメンバーも少なくなっていまして、将来的な活動をどうするか、その辺も検討しているところでございます。

詳細につきましては、私どもの事務局長であります吉富さんの方からご報告しますのでよろしくお願いします。本日はありがとうございました。

(泉川ハマボウの会 事務局長・吉富 氏)

事務局長をしています、吉富と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

今日の、ご紹介にあたりましては、私の方でちょっと資料を準備しました。この「糸島人」と書いてあるものと、それと「設立とこれまでの経過」ということでこの紙と、それと後でパワーポイントで、映像で、中西先生のお話になかったところのお話と言いますか、こちらの方で話をさせていただきたいと思います。

それと、最後にこの泉川ハマボウの会の歌と言いますか「ハマボウの歌」を、このハマボウの会でシャンソン歌手の方にお願いして作っていただいて、その歌を後で聴いていただきたいと思います。YouTubeとかで流れておりますので、後でご紹介したいと思います。

まず最初に、この資料の方の「広報いとしま」で令和5年7月号の中で紹介された記事です。3年くらい前ですね。
ちょっと最初のほう、今年、私の方から読ませていただければ、私たちのハマボウの会の設立の経過が分かると思いますので、ちょっと読んでいきますが、

「7月上旬から下旬にかけて黄色い花を咲かせるハマボウ。福岡県レッドデータブック2011で絶滅危惧Ⅱ類に分類されているが、泉川一帯には約730株以上が群生。平成28年に福岡県の天然記念物に指定された落葉低木だ。そのハマボウを長年保全する泉川ハマボウの会は、平成9年に発足し、今年で26年になる。」

ですからもう今29年、来年は30年になります。

「同会は、糸島の自然の中で育った小林新(あらた)さんが、護岸工事や河川改修などで川がコンクリート化され、ハマボウが姿を消してしまうことを危惧し、保全活動を始めたのがきっかけ。その後も有志たちが思いを引き継ぎ、今では市の花、シンボルカラー『黄色』、そして市のバス『ハマボウ号』として広く知られている。同会は泉川一帯の清掃活動をはじめ、希少生物の宝庫である泉川を散策するための『泉川ハマボウウォーキングマップ』の作成などを実施。平成30年までは、ハマボウが見頃を迎える7月に『ハマボウ夢まつり』を開催するなど、ハマボウを通して環境保全の大切さを伝えてきた」

ということで紹介されているんですけど、この小林新さん、このハマボウの会を最初に発起と言いますか、設立に尽力された方は、旧志摩町役場の職員でありまして、北新地、ここからの商工会の近くのところに住んでありました。

知っている方は小林泰行さんのお父さんなんですけど、元々は志摩町役場の職員であって、観光とかいろんな部分で一生懸命仕事をされていたんですが、この方が小さい頃の思い出を大事にしたいということで、このハマボウの会を設立されました。

で、この右の方の「設立とこれまでの経過」というところなんですけど、この中で「1997年 泉川ハマボウの会結成総会」ということで「ハマボウ夢宣言」を採択するということで、平成9年にこの会が発足しました。

当時、志摩の方にありました大志の公民館の中で、皆さん数十人集まってこの結成総会をしたんですけど、これをきっかけにこの会が発足したわけです。

あと、いろんな交流がある中で、1998年10月「泉川自然水族館 ハマボウ夢の里開園式」ということで、この時はまだ合併前でしたので、前原市の春日市長と志摩町の田中光利町長、二丈は藤田あきら町長などが参加していただいて、筑前……当時「筑前荘」と呼ばれていましたけど、し尿処理施設ですね、のところで開園式を行いました。

その後、和白干潟を守る会との交流とかも始まりまして、いろんな各地、ハマボウのあるところとの交流を進めていきました。

で、あとこの時にハマボウの歌ができまして、岩崎大輔さん、志摩ヒロコさんによるコンサートをですね、志摩町の歴史民俗資料館で行って、初めてハマボウの花を歌っていただきました。後で聴いていただきたいと思います。

あと、いろんなハマボウの会の活動の中で、前原市の環境モデル事業の1つとなったり、あるいは糸島農業高校が水質の研究などで「ハマボウ夢の里」ということで、いろんな研究をされてですね、水質検査の発表なんかをこの「夢まつり」の中でされてきました。

あと、2001年にですね、三重県二見町が主催した夫婦岩の日の日の出ツアー、29名来勝ということで、先ほど安藤先生の方から三重県の南伊勢町のご紹介がありましたけど、そのお隣にある二見町というところは、志摩町と姉妹町だったんですね。

向こうは「日の出の二見ヶ浦」、こちらは「夕日の二見ヶ浦」で、いろんな交流がありました。その中で「朝、三重県の二見町で朝日を見て、夕方は志摩の二見ヶ浦で夕日を見る」というツアーを企画したり、これまでいろんな活動をしておりました。

あとですね、2003年には加布里小学校の総合学習で、運動広場に植樹していたハマボウが初めて花を咲かせたり、あるいはこの年の12月には可也小学校のビオトープにハマボウ12本を植樹したりしました。

で、その翌年2004年、この年にはですね、ちょうどガーデンフェアが福岡で行われる、そのプレイベントとして、アイランドシティにですね、いろんな草花を植えるという事業がありまして、この中で一貴山小学校の3年生児童と保護者、そして一貴山里づくりの会、あるいはそれと志摩町の地域づくり推進課が、アイランドシティの緑地にハマボウ28本を植えました。

こちらの方から行くと、香椎のイオンから、照葉の方から人工島に渡ったすぐの左側にハマボウを植樹しましたが、今でもずっと咲いております。もし行かれたときは見ていただきたいと思います。

あとですね、2010年、志摩町、前原市、二丈町が合併して糸島市、今10万人の市が誕生したんですけど、その翌年、糸島市の花に「ハマボウ」、そしてシンボルカラーに「黄色」が決定しました。

当時、志摩町、前原市、二丈町にはいろんな町の花とか町の木とかそれぞれ制定されておりまして、志摩町は町の花はハマユウ、そして木はヤブツバキでしたが、糸島市になりまして新しいシンボルとして樹木あるいは色の選定がありまして、ちょうどハマボウの会で活動をしまして公募された時にみんなでハマボウに入れて、約9割がハマボウということで一番多く応募があり、決定されました。ハマボウ、そしてシンボルカラーは黄色になりました。

あと、私たちのハマボウの会の活動がいろいろ評価されまして、2014年には糸島市地域活動奨励賞表彰、あるいは2016年には福岡県観光功労者表彰を受賞しました。

あと、2016年には泉川一帯のハマボウ群落が福岡県の文化財に指定されたということで、30年くらいこういろんな活動を続けてくる中で、いろんな表彰を受けたり、評価をされてきました。

一番の私たちの成果としては、やっぱり市の花がハマボウになり、あるいはこのイメージカラーが黄色になったというのが一番の私たちの喜びでした。

あと、ちょっとパワーポイントの中で映像を紹介していきたいと思います。

これは平成10年に自然水族館の開園式を行った時、先ほどの中西先生の方からもお話がありましたけど、ここでみんなで記念撮影をしました。

この泉川ですが、元々は干拓の中にできた川ということで、人工の川なんですけど、加布里湾があるんですけど、両川とも江戸時代、300年くらい前からの干拓、当時「新田」と呼ばれていましたけど、そう言う両側をこうされてきて、ここに泉川が出来上がったという人工の川ということです。

泉川のこれ風景を撮ったものなんですけど、夏のハナの時期だけが皆さんよくご存知だと思いますけど、秋から冬にかけてはですね、落葉するということで、紅葉の季節も非常に見頃の季節だと思います。

実はですね、今の泉川のハマボウが色んな紹介される時に「730本」ということで紹介されるんですけど、この元になったのがですね、平成18年に私たちが調査を行った時の数字が今でもずっと使われているということで、少し増えているのかなという気はしますが、私たち平成18年、約20年くらい前にみんなで調査を行った時の本数が今も使われているということです。

これは竹を持つ人と紐を持つ人、それとポイントで、あるところを地図に落としていく、3つのグループに分かれまして、雷山川の、泉川の川上から下流に向かってずっと調査をしていた時のものです。

これがそれぞれのハマボウの調査、本数をカウントしていった数です。高さが1メートル以上のものをですね、ずっと数えていきました。その時の本数が泉川、中野川、初川ということでそれぞれの本数を合計して731本ということでした。

この時、いろんな植物ともの会の方たちも入られてましたので、ここにある植物なんかの調査もしております。
これは、先ほど講演していただいた中西先生と岡美代先生ですね。私も高校時代教わったことがあります。

し尿処理センターの入口のところに石碑があるんですけど、その前で記念撮影をしていただきました。これは堤防刈りの時の写真です。以前はたくさんの方たちに参加していただいて、市内の生徒にも参加していただいて清掃活動なんかもしてきました。

現在、会員は私達今14-15人なんですけど、発足当時は150人ぐらいおられました。10分の1になってしまいました。というのが、いろんなそれぞれのボランティア活動もされていますし、なかなか続かないということもありまして、最後に残ったのは旧志摩町役場職員を中心とした14-15人で今も一生懸命やってます。

これは発足から約20年間ですね、泉川のし尿処理場の2階にあります会議室を使いまして、そこでいろんな「夢コンサート」あるいは各小中学校、加布里小学校の総合学習の発表とか、あるいは糸島農業高校の発表とかもしていただいておりました。

これは糸島の太鼓唄に参加していただいて太鼓の披露をしていただいたところです。

それとここは、先ほど紹介しましたアイランドシティのところに一貴山小学校の子どもたちと一緒に植樹した時の写真です。これも「夢まつり」の時の写真で、一般の方たちにもたくさん参加していただいて、こういった賑やかな「夢まつり」を毎年ハマボウの咲く7月に実施しておりました。

先ほどお話しました市の花「ハマボウ」なんですけど、ハマボウが市の花になったすぐいろんな活用がされてたんですけど、最初にできたイメージキャラクター「いとごん」、こういうちょっと今とは違う格好になってるんですけど、この頭は糸島半島の格好ですね。それにハマボウを持っているということで。最初の「いとごん」はこういう感じの形でした。その後、市内を走るバスにはこういったキャラクターが使われたということです。

あとですね、これは市のイメージカラーとか「いとごん」を活用するということで、いろんな活用がされてきたところなんですけど、これはロンドンオリンピックに出場された48キロ級の田知本選手だったんですけど、その時に松本市長から黄色のポロシャツと「いとごん」の入ったシャツなんかが贈呈されたりして、いろんな活用をされました。市役所の入口にはこういったマットを置いたりですね、そういうことが行われました。

これは県の文化財に指定された時の西日本新聞の記事ですね。私たち今後のことなんですけど、先ほど話しましたように150人の会員が今は15人になってしまって、草刈り機も自前で70過ぎの私たちが中心となって、まだ私は70ちょっと前なんですけど、みんなで頑張ってます。

今30年近くになりまして、20年間はいろんなイベントとかをやってきましたけど、その後はですね、この会を存続させていくために必要最小限のことだけをやっていこうということでですね、清掃活動だけをすることにしました。毎月1回の環境美化活動を続けていくということと、仲間作り、生きがいを感じる活動にしていくということと、泉川周辺の人に関心を持ってもらうということだけを続けていこうと思ってます。

私たち中心になっている旧志摩町役場の職員の住所はですね、志摩とか、私は野北なんですけど、それとか初周辺とか、みんな車で朝草刈り機を積んできてるんですけど、なかなかそれも大変なことになってきました。中には車の免許を返納されて、もうちょっと活動には来れませんという方がだんだん増えてきてですね、そう言う形で少なくなってきてるんですけど、ただこうやっていろんなイベントに参加させていただく中で、新しい方たちも数名入ってこられました。

で、まああの、そう言う方たち、それと近くに住んでおられる方たちがぜひこの活動に参加していただければ、ずっと続いていくのかなと思います。

特にこの北新地の周辺の方とか大王とかですね、その方たちはちょうど歩いていける範囲にあると思いますので、朝1時間気持ちの良くなる時間を設けていただいて、ゴミ拾いなんかもさせて、していただければですね、この活動がずっと続いていくし、この素晴らしい環境、周りに民家がないという事と、それと車の往来が少ないという事と、夜もこう、静かで、同・植物にとっては一番こう、住みやすい環境だろうと思います。これを環境ずっと続けていく事によってですね、自然環境が次の世代にずっと続いていくと思いますし、また、今小学生の子とかそのお母さんも参加していただいてますけど、そういう中で糸島に対する郷土愛とかですね、そういうのが育んでいっていただけるのかなと言うことで、できましたらこう言う会の中で、皆さん地元の方に伝えていただいて、この私たちの活動に参加していただければなと思います。

ちょっとこの資料の中の右下の方に書いてますけど、夏の期間は朝7時から、それと冬の期間は8時から約1時間程度ですので、で、出入り自由でいつでも来ていただいて結構ですので、もしよかったら参加してください。

ちょっと長くなりましたけど以上です。