小富士地区は19世紀に干拓されたゆるやかな平地です。その地形と糸島という立地から、過去に鉄道計画が持ち上がったり、航空隊の基地として利用されたりしてきました。今回は小富士地区の近代史を歩きながら探索します。
実施概要
実施日
2026年1月31日(土)10:00~16:05
集合
JR筑肥線筑前前原駅北口
参加費
2,000円(昼食代は実費)
実施結果
参加人数
10名
スタッフ:3名
実施レポート
小富士・船越地区は、その立地の良さから、明治時代には鉄道の敷設予定地になったり、戦時中は陸海軍の基地として利用されたりしていました。今回のツアーでは、船越築港計画と海軍小富士航空隊をテーマに、泉川北岸の地域的な特性を学びました。
資料作成に当たっては、「船越築港と船越鉄道」を執筆された原口氏及び、志摩歴史資料館の稲冨氏に多大なるご協力をいただきました。
小富士海軍航空隊之碑見学
志摩サンセットロードにある碑です。昭和19年から20年にかけて、この地域は甲種飛行予科練習生の練習基地として利用され、水上機などの訓練が行われていました。裏面の碑文には、小富士海軍航空隊の予科練があったことや昭和20年に解散したことなどが記されています。
船越築港計画
明治28年に書かれた船越築港計画は、泉川の北部と引津湾を大幅に埋め立て、一大港湾と鉄道を敷設する予定でした。今回のイベントでは、埋立予定地となっていた泉川北部沿岸、寺山海岸、引津湾を見学し、現在に残る自然の風景を体験しました。
小倉陸軍兵器補給廠小富士常駐班之跡
小富士・船越地区は、予科練、陸軍、海軍がそれぞれ同時期に基地を敷設していました。戦争下にあっても、この地に来た兵隊が穏やかな環境で地元の方々と交流をした逸話が、志摩歴史資料館に残されています。
海軍航空隊玄海基地之跡見学
船越は、昭和20年に海軍航空隊の秘匿基地で、特攻隊の訓練が行われていました。実戦配備される前に終戦を迎えましたが、その痕跡はほとんど残されていません。地元の方々の努力によって残された資料は、志摩歴史資料館に保存されています。
本イベントでは、この地点を最終目標とて、路線バスにて集合地点に到着後、解散しました。